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メンズ眉毛の「意外な発見」トップ5 | アンケートが映し出す理想と本音のギャップ

メンズ眉毛-アンケート意外性
kegirai-hakusho

前回の記事では、Kegiraiにご来店いただいた686名の皆さまにご協力いただいたアンケートの全22問について、その結果をひとつずつご紹介しました。

Kegirai 金田
Kegirai 金田

この記事では、続編として、集計する中で私自身も「これは意外だった」と感じた発見を5つ、ランキング形式で深掘りしてご紹介します。

単なる数字の紹介にとどまらず、心理学や社会学の知見も借りながら「なぜそうなるのか」を一緒に考えていきたいと思います。

こちらの結果を引用する際は、当記事のリンクを同時に掲載いただけば幸いです。

第1位:一番人気なデザインは言い換えると「自然な男らしい眉

Q9で「なりたい印象」を伺うと、「ナチュラル」と答えた方が51.4%と半数を超えました。一方でQ10「実際に選んだ形」を見ると、ストレート系の合計が約60.9%に達し、アーチ系を選んだ方はわずか0.9%にとどまりました。

「ナチュラルがいい」という意見が多いことから、言い換えると自眉に合わせた眉毛の角度が人気なことが分かります。自眉に合わせると自然な仕上がりになり、その中でもストレート眉で眉山を付けて、角ばった眉山にしたり、丸みを帯びた眉山にしたりと好みが分かれます。

ちなみにストレート眉は眉山がある眉毛のことをいい、アーチ眉は眉山が無い眉毛のことを言います。男性はストレート眉の方が凛々しさ出ます。自眉に合わせたストレート眉が人気なのは自然な男らしさを求めている方が多いと言えます。

第2位:「モテたい」本音、10代だけが突出

Q1(年代)×Q18(本音の理由)を掛け合わせると、「モテたい」と答えた割合は10代で40.0%(56/140)。20代前半28.1%、20代後半26.0%、30代25.6%、40代11.5%、50代以上8.3%と、年齢が上がるにつれてきれいに下がっていきます。

これは発達心理学でよく語られる「承認欲求」の現れ方の違いとして説明できそうです。青年期はアイデンティティを形成していく過程で、他者からの評価や異性からの関心を通じて自己価値を確認しようとする傾向が強いとされています。年齢を重ねるにつれて、「モテたい」という他者評価に基づく動機よりも、「自分に自信を持ちたい」「身だしなみを整えたい」という自分自身を軸にした動機へと重心が移っていく――今回のデータはその変化を数字で裏付ける結果になりました。

第3位:ビジネスマナー意識は、社会人よりも学生の方が高い

Q2(職業)×Q16(ビジネスでの重要度)を見ると、「とても重要」と答えた割合は学生が74.5%(210/282)に対し、会社員は66.7%(218/327)と、学生の方が高いという逆転現象が起きています。

これは組織心理学の「リアリティショック」という概念で説明がつくかもしれません。入社前に抱いていた理想と、実際に働き始めてからの現実との間にギャップが生じ、それによって当初の意識やモチベーションが変化していく現象です。学生のうちは「身だしなみを整えれば評価される」という期待が強い一方、実際に働き始めると、評価はもっと複合的なものだと実感し、眉毛ひとつに対する意識がやや相対化されていくのかもしれません。

第4位:「知られたくない」気持ちが約2割

Q19「眉毛サロンに通っていることを人に知られたくないか」という問いには、「少しある」「とてもある」の合計が約2割(19.8%)にのぼりました。

社会学者アーヴィング・ゴッフマンは、人が場面ごとに他者からの見え方をコントロールする様子を「印象管理」と呼び、周囲から否定的に見られる可能性のある属性を隠す振る舞いを「スティグマ」の議論の中で分析しました。眉毛サロンに通うことは、決して悪いことではないはずですが、「手を加えていることに気づかれたくない」「地眉であるように見せたい」という心理が働くのは、まさにこうした自己呈示の一種と言えそうです。

第5位:「平行ストレート」を選ぶ人ほど、芸能人を参考にしている

Q10×Q11を掛け合わせると、平行ストレートを選んだ方のうち、芸能人・俳優を参考にしたと回答した割合は28.3%(54/191)。これは全体平均の18.4%を大きく上回ります。全体で見れば61.1%が「参考にするものは特にない」と回答しているにもかかわらず、この形を選ぶ層だけは芸能人からの影響を強く受けているのです。

マーケティングや消費者行動論では、自分が憧れを抱く集団を「熱望集団(アスピレーショナル・グループ)」と呼び、そのふるまいや外見を模倣したくなる心理を説明しています。また、心理学者アルバート・バンデューラが提唱した社会的学習理論の「モデリング」も、他者、とりわけ憧れの対象を観察し、その行動を取り入れていくプロセスを説明する概念です。「平行ストレート」という、いわば整った印象を与える形だけに芸能人参考率が集中しているのは、単なる好みの問題ではなく、「憧れの人に近づきたい」という心理が強く働いている表れだと考えられます。現在芸能界でも平行眉が非常に流行っており、今後はさらにトレンドが続きそうです。

おわりに

今回ご紹介した5つの発見に共通しているのは、「本人が思っている自分」と「実際のデータが示す姿」との間に、小さくない差があるということです。

  • 求めているのは自然な男らしさ
  • 「モテたい」という本音は、年齢とともに自分軸の動機へ移り変わる
  • 理想と現実のギャップが、学生と社会人の意識差を生む
  • 高い満足度の裏に、印象管理としての「隠したい」気持ちが存在する
  • 「参考にするものはない」人が多数派の中、憧れの対象に強く影響される層も

眉毛は顔の印象を大きく左右するパーツであるからこそ、そこには本人も気づいていない心理が色濃く反映されるのかもしれません。次回は、こうした心理的な背景も踏まえながら、皆さまからいただいた自由記述の声をさらに深掘りしてご紹介できればと思います。

こちらの結果を引用する際は、当記事のリンクを同時に掲載いただけば幸いです。

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ABOUT ME
金田 見捷
金田 見捷
代表
メンズ眉毛サロンでの日本一を目指しており、Kegiraiというメンズ眉毛サロンを経営しております。

私自身これまで50店舗以上のサロンに アイブロウ講師として技術を教えに行かせていただきました。その経験やナレッジを皆様にもシェアできればと考えております!
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